おやしらず抜歯・ストレスフリー抜歯専門外来

当院のおやしらず抜歯の考え方

当院のおやしらず抜歯の考え方

「おやしらずは抜いた方が良いのですか?」というご質問をよくいただきます。
おやしらずだからいつか抜かなければいけないというのは、思い込みです。
当院では、おやしらずも大切な患者さんの歯という考えのもと、丁寧な説明を行い、抜歯の必要があるおやしらずだけを適切に抜歯するよう心がけています。 おやしらず(智歯)抜歯の説明と同意書

おやしらずを抜歯しなくて良いケース

腫れたことがあっても、傾かず正常に生えてきている場合

腫れたことがあっても、傾かず正常に生えてきている場合

おやしらずがまっすぐ正常に生えており、特に問題を引き起こしていない場合は、抜歯の必要はありません。むしろ、貴重な天然歯として大切に使い続ける方が理想的です。噛み合わせに参加していなくても、将来的にブリッジの支台歯や移植歯として利用できるなら、そのままにすることも得策です。

将来的に他の歯の土台として使用できる場合

将来的に他の歯の土台として使用できる場合

おやしらずの手前の歯がダメになってしまったとき、おやしらずを土台としたブリッジを立てることが可能になります。また、失われた部分に歯を移植することもできるため将来の保険として残しておくことも得策です。ご自身でお口の中を全て把握することはなかなか困難です。ましてや、おやしらずは見えずらく、一番奥にあります。
おやしらずについて疑問やご不明な点がありましたら、一度受診されることをお勧めします。

当院のおやしらずの抜歯・口腔外科手術へのこだわり

  • 3次元CT画像により、安全・安心な手術を行います。
  • 多くの口腔外科症例から編み出した術式で、最小限の『歯肉の切開』『骨の削合』で手術を行います。
  • 初診当日の口腔外科処置が可能です (但し、口腔内の状態による)。
  • 麻酔針を使用するときは、表面麻酔を使用し、麻酔針の痛みを軽減させます。
  • 『腫れ』『痛み』の少ない処置を施します。提携医院(他5医院)で口腔外科医として出向し、多くの症例から術式を研鑽させ続けております。

処置のながれ

Step01歯科医師による問診・口腔内の診察

Step02レントゲン撮影(必要な場合はご説明の上CT撮影)

Step03画像と、抜歯のリスクを説明

Step04スプレーの麻酔(処置に恐怖感が強い場合は点滴のお薬を用いることも可能)

Step05注射の麻酔

Step06抜歯(歯の位置により縫合が必要)

Step07止血確認

抜歯の所要時間について

当日の所要時間は来院してから、お帰りまで
約1時間30分ほどを予定してご来院ください。

おやしらず抜歯に関するよくある質問

Qおやしらずを抜くのは痛いですか?

Aむし歯の治療で用いる歯科用局所麻酔を用い、痛みは感じないようにします。
おやしらずの生えている場所によっては、局所麻酔が効きにくい場合があります。痛みを感じたらすぐに歯科医師に伝えてください。その都度すぐに麻酔の量を増やし、痛みを和らげます。

Qおやしらずの抜歯後の生活は?

A普段と同様の生活で問題ありません。仕事や学校は休む必要はありません。処置当日はシャワーは可能です。
入浴、飲酒、スポーツは控えてください。血流が良くなると、患部からの出血の可能性があります。

Qおやしらずの抜歯にかかる時間はどれくらいですか?

A30分くらいです。処置前に10分程度麻酔が効くまで待ちます。処置に10分、処置後は止血確認のため10分程度待って頂きます。
全部の工程で合計30分程度です。

Qおやしらずを抜いた後は食事できますか?

A可能です。抜歯後2~4時間は局所麻酔が患部周囲に効いています。感覚が鈍くななりやけどの恐れがあるので、熱い飲食物は控えてください。それ以降は普通に食事をとっていただいて問題ありません。口腔内に患部がありますので、口が開けにくかったり、飲みこみにくくなったりしますので、軟らかい食べ物などで調整しながら食事してください。

Qおやしらずを抜いた後は腫れますか?

A腫れます。抜歯後3日目までは腫れが増します。一週間程度かけて腫れはひいていきます。大切な予定やお仕事がある場合は日程をずらすことをお勧めします。おやしらずの生える位置、方向によって腫れや痛みの程度は個人差が出ます。

Q初診時に抜歯は可能ですか?

A可能です。すべての口腔外科診察日であれば来院された日に抜歯も可能です。但し、炎症の急性症状がある時(痛い・腫れてる)は、消炎処置を行ってから後日に抜歯することもあります

Q他院で下あごの神経に近いから口腔外科へ行くようにと、言われましたが、抜歯は可能ですか?

A可能です。下顎のおやしらずの抜歯で問題になるのは、下歯槽神経と言われる大きな神経とおやしらずの根が近接することです。院内で歯科用CTを撮影してから抜歯に臨むことで、神経との距離を3次元的に正確に見極め、安全な抜歯を行っています。CT撮影は、保険診療として認められる場合、3500円程度 (3割負担) で撮影することができます。

Qおやしらずの抜歯はどれくらいの費用がかかりますか?

A4000円くらい(3割負担の場合)です。
別途、初再診料、レントゲン写真、CT撮影、内服薬処方の費用はかかります。

Q処置に対する恐怖心が非常に強いのですがなんとかなりませんか?

A可能な限り除痛し、リラックスできる環境で処置を行います。
恐怖心が取り除けない場合は、不安を取り除く点滴も可能です。

Q未成年者の場合どうすればいいですか?

A外科的な手術となりますので保護者の同意が必要になります。(1)~(3)の方法で同意を得てください。
(1) 保護者同伴で来ていただく。
(2) 【おやしらず(智歯)の抜歯の説明と同意書】を印刷、ご熟読の上署名捺印したものをご持参ください。
(3) 保護者が電話にて説明を受けたい場合は、当院へお電話くだされば担当医が説明します。その後、【おやしらず(智歯)の抜歯の説明と同意書】を印刷、ご熟読の上署名捺印したものをご持参ください。

ストレスフリー抜歯専門外来

ストレスフリー抜歯専門外来

こちらでは自費診療で行う抜歯手術について説明します。
特別な医薬品を用いることにより、『怖い』を無くし『腫れ』『痛み』のさらに少ない手術の提案ができます。
『ストレスフリー抜歯外来』での抜歯は自費・予約制となっております。電話でのご予約時、ネット予約時は『ストレスフリー抜歯外来希望』とお申し付けください。

ストレスフリー抜歯の特徴

静脈内麻酔の使用で抜歯の怖さをなくす!

静脈内麻酔の効果により、術中の記憶がないので、抜歯の「恐怖心」や「痛み」をなくせます。
術中の意識は『呼びかけに反応する』くらいです。

料金表

摘要 内容・内訳
画像診断 パノラマレントゲン
3次元CT検査
静脈内鎮静 ドルミカム10mg
ソルコーテフ100mg
セフトリアキソン2g
抜歯 表面麻酔・伝達麻酔・浸潤麻酔
テルプラグ
吸収性縫合糸
術後処方 プレドニゾロン5mg 1日1回 ①3錠 ②3錠 ③2錠 ④2錠 ⑤1錠
カロナール500mg 8錠 4 7日分
サワシリン250mg 3錠 3 3日分
ロキソニン60mg 3錠 3 7日分
合計 110,000円(税込み)

ストレスフリー抜歯の注意点

  • 静脈内麻酔の効果により、術中の記憶はありません。
  • ステロイドを投与することにより術後の腫れを限りなく抑えることができます。
  • 術後は一時間安静後に帰宅してもらいます。
  • 当日は2時間ほど予定してきてください。
  • 当日、車・自転車は運転できません。

口腔外科医として提携医院に出向しています

関西地域の複数の歯科医院に口腔外科医として出向し、治療を担当しています。
各医院と連携し、患者様一人ひとりに最適な治療をお届けすることを目指しています。

出向先医院一覧
  • ひしかわ歯科矯正歯科
  • なかむら歯科医院
  • 晧歯会
  • 矢野歯科診療所
  • 小向井歯科クリニック
  • 西宮北口歯科口腔外科