インプラント治療について
歯がなくなってしまったら…インプラント治療は、失った部分だけを治療する方法です。このため、ブリッジのように健康な歯を削ったり、部分入れ歯のように他の歯に負担をかけたりする心配がありません。さらに、インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、自分の歯に限りなく近い噛み心地を実現します。日常のケアも、通常の歯磨きだけで十分で、入れ歯のように特別な洗浄が不要です。「しっかり噛む」という動作は脳への良い刺激にもなるため、多くの患者様が「若返った感じがする」「以前より元気になった」と感じています。
インプラント治療のメリット
- 人工歯根によってしっかりと噛むことができます
- 周囲の健康な歯をほとんど削る必要がありません
- 顎の骨に人工歯根を埋め込むため、かみ合わせが安定します
- 噛む力の衰えを防ぐことができます
- しゃべる時の発音に影響が出にくいです
口腔外科医として提携医院に出向しています
関西地域の複数の歯科医院に口腔外科医として出向し、治療を担当しています。
各医院と連携し、患者様一人ひとりに最適な治療をお届けすることを目指しています。
出向先医院一覧 |
|
---|
料金表
名称 | 価格 |
---|---|
インプラント総額 | 473,000円(税込み) |
インプラントCT・診査・診断・模型作製・処置ごとの薬代 | 16,500円(税込み) |
インプラント埋入/1次手術 | 200,000円(税込み) |
頭出し/キャップ交換/2次手術 | 220,000円(税込み) |
上部構造印象/型取り | 16,500円(税込み) |
上部構造調整・装着 | 198,000円(税込み) |
インプラント治療の流れ
Step01治療計画の立案
精密検査を行い、リスクを排除しながら計画を立てます。
患者さんの了解を得たら治療開始です。
Step02一次手術
計画に沿って顎の骨に穴をあけ、人工歯根を埋入します。
Step03治癒期間
症例によって異なりますが、インプラント埋入後、骨に定着するまで3~6ヶ月程度置きます。
Step04二次手術
二次手術では、人工歯根と人工歯をつなぐための支台というパーツを取り付けます。
Step05人工歯の装着
セラミック等で作った人工歯根を装着すれば治療は完了です。
当院で取り扱うインプラント
アストラテックインプラント
アストラテックインプラントは、世界4大インプラントの一つとして知られ、非常に高いシェアを誇るインプラントシステムです。多くの国々の歯科医師から実績に基づく信頼を得ています。
Meritメリット
- 顎骨との結合が非常に速い
- 短い期間で噛めるようになる
- 周辺の組織への負担が少ない
- 様々な骨の状態に適応できる
Demeritデメリット
- 保険適用外のため、自費診療となる
- 他のインプラントに比べると治療費用が高くなることがある
料金 | 430,000円(税込み)診断・手術・上部のかぶせまで、全てを含む |
---|---|
治療期間 | 3ヵ月~4ヵ月 |
治療回数 | 月2回程度の診察を3ヵ月~4ヵ月 |
インプラントのオプション
ソケットリフト
ソケットリフトは、特に奥歯の骨が不足している場合に行われる治療法です。この手法を適用するには、骨の厚みが5mm以上必要です。施術では、上顎骨と上顎洞を隔てるシュナイダー膜を慎重に押し上げ、そこに自家骨や骨補填材を挿入し、骨の再生を待ちます。サイナスリフトと比較して、傷口が小さく、痛みや腫れを軽減でき、体への負担も抑えられるとされています。
Meritメリット
- 傷口が小さくてすみ、手術の負担が少ない
- 痛みや腫れなどが少ない傾向にある
Demeritデメリット
- 一定の骨の量がないと施術できない
- 保険適用外のため、自費診療となる
料金 | 60,500円(税込み) |
---|---|
治療期間 | インプラント1次手術と同時に行う |
治療回数 | 1回 |
サイナスリフト
サイナスリフトは、特に上顎の歯槽骨が不足している場合に行われる治療法です。歯を失った結果、歯槽骨は縮小しやすくなりますが、サイナスリフトでは患部周辺の歯ぐきを切開し、下方に移動した上顎洞の粘膜を持ち上げ、不足分の骨を移植します。これにより、インプラントを安定させるために必要な骨の厚みを確保できます。
Meritメリット
- 骨の高さが足りない場合でも治療可能
- 隣接する複数の歯を同時に治療できる
Demeritデメリット
- ソケットリフトより手術費用が高い
- 保険適用外のため、自費診療となる
料金 | 544,500円(税込み) |
---|---|
治療期間 | 約6ヵ月 |
治療回数 | 手術は1回。その後月一回程度の診察で、骨の評価を行う |
骨造成
骨造成は、インプラント治療の際に必要な骨を増やすための手術の総称です。
歯周病や加齢によって顎の骨が不足していると、インプラントが安定しない原因になります。骨造成を行うことで、骨の量や厚みを増やし、安全にインプラントを埋め込むための土台を作ります。これにより、インプラントの成功率を高めることが期待できます。
Meritメリット
- 必要な骨の量を確保できる
- 長期的な安定が期待できる
- 歯ぐきのバランスを整えられる
Demeritデメリット
- 保険適用外のため、自費診療となる
- 治療期間が長くなることがある
- 全ての患者様に適応できるわけではない
料金 | 49,500円(税込み) |
---|---|
治療期間 | 4ヵ月~6ヵ月 |
治療回数 | 手術は1回。その後月一回程度の診察で、骨の評価を行う |
メンブレン・チタンピンを用いた骨造成
メンブレン・チタンピンを用いた骨造成は、骨を再生または増量させるための方法です。手術では、患部の骨にメンブレンを当てて骨の形成を促し、それを保護するためにチタンピンでメンブレンを固定します。メンブレンは新しい骨の生成を助け、チタンピンは安定性を提供します。
この方法は、歯周病や歯の欠損で骨が減少している場合に効果的です。メンブレン・チタンピンを用いた骨造成は、インプラント治療の成功率を高めたり、歯周再生療法の効果を向上させたりするために用いられることがあります。
Meritメリット
- 複雑な骨の形状にも対応できる
- インプラントの成功率を高める
- 骨再生を促進することができる
Demeritデメリット
- 適用できない場合がある
- 保険適用外のため、自費診療となる
料金 | 96,800円(税込み) |
---|---|
治療期間 | 4ヵ月~6ヵ月 |
治療回数 | 手術は1回。その後月一回程度の診察で、骨の評価を行う |
インプラント治療の注意点
インプラント治療には以下の注意点があります
- 手術後、インプラント周囲の感染が生じるとインプラントが脱落の可能性があり、追加の処置が必要になることがあります。
- インプラントはチタン製であり、むし歯になることはありませんが、汚れが多く付着してくるとインプラントの周りに炎症が生じます。
- 治療が完了しても、そこで治療が終わりではありません。埋入したインプラントを長期的に安定させるためには決められた期間(1~3か月)でのメンテナンスが必要です。
- 継続したメンテナンスに受診されない方、喫煙される方のインプラント治療は保証の範囲外となります。
治療に適さない方
- 喫煙される方
- 重度の歯周疾患をおもちの方
- 重度の糖尿病・骨粗しょうをおもちの方
- ガンの放射線治療を顎骨に受けた方
- 継続してメンテナンスに来れない方
体への負担について
歯科医院で行うインプラント手術では、一般的に注射による局所麻酔を使用します。手術の負担は歯を抜くのと同程度で、術後の痛みに対しては鎮痛薬を処方します。手術の翌日からは通常の生活に戻ることができます。手術時間はおおよそ2時間ほどです。また、点滴による鎮静薬を使用することで、手術への不安を和らげることも可能です。