審美歯科・ホワイトニング

審美歯科について

審美歯科について

保険診療で提供される詰め物・被せ物は、費用負担が少ないというメリットがありますが、最低限の機能修復を主な目的としているため、外観や耐久性に重点を置いていません。しかし、口もとは会話時に相手に見られやすい部分であるため、外観にこだわりたい方や、価格が上がっても耐久性を重視したい方も多いでしょう。
当院では、そのような多様なご要望にお応えするために、自費診療の詰め物・被せ物も豊富に取り扱っています。ただし、自費診療の詰め物・被せ物は費用負担が増えるため、当院から無理におすすめすることはありませんので、安心してご検討ください。

詰め物の種類

ジルコニア

ジルコニア

ジルコニアはセラミックの一種で、「人工ダイヤモンド」とも呼ばれる高い審美性と強度を持つ高品質の素材です。従来、奥歯の被せ物には金属が使われていましたが、高強度のジルコニアの登場により、現在ではジルコニアが主に使用されています。

Merit

  • むし歯になりにくい
  • メタルフリーで体にやさしい
  • 高い強度と耐久性

Demerit

  • 歯を削らなければならない
  • 治療費用が高額になりやすい
  • 破損した時の修理が難しい
料金 ジルコニアインレー 54,450円(税込み)
ジルコニア(臼歯) 84,700円(税込み)
治療期間 2週間
治療回数 2回

セラミックインレー

セラミックインレー

セラミックのみで作られるインレー(詰め物)です。目立たない部分での使用が多いですが、セラミックの白さが天然歯に近い仕上がりを提供します。ただし、歯ぎしりや食いしばりの強い方には適さない場合があります。

Merit

  • 変色しにくい
  • 金属アレルギーを心配する必要がない

Demerit

  • 歯を大きく削る可能性がある
  • 強い力がかかると欠けたり破損したりすることがある
料金 42,350円(税込)
治療期間 2週間
治療回数 2回

ハイブリッドセラミックインレー/クラウン

ハイブリッドセラミックスインレー/クラウン

歯科用プラスチックとセラミックを混ぜ合わせた素材です。銀歯やレジンと比べて審美性に優れ、歯質との適合性が高く、虫歯の再発リスクも抑えられます。また、汚れや臭いも付きにくいのが特徴です。

Merit

  • コストを低く抑えられる
  • 金属アレルギーを心配する必要がない
  • 周りの歯を傷つけにくい

Demerit

  • オールセラミックに比べると摩耗しやすい
  • オールセラミックやジルコニアに比べると審美性が劣る
  • 壊れてしまう可能性がある
料金 ハイブリッドセラミックスインレー 27,500円(税込)
ハイブリッドセラミッククラウン 60,500円(税込み)
治療期間 2週間
治療回数 2回

ゴールドインレー/クラウン

ゴールドインレー/クラウン/クラウン

金(ゴールド)を使用した詰め物です。強度が非常に高く、特に噛む力が強い奥歯の治療に適しています。色が目立つ可能性がありますが、生体親和性が高く、人体に優しい素材です。また、加工しやすく、患者様の歯型に対する適合性も高いため、2次虫歯の予防にも期待できます。

Merit

  • 錆びづらい
  • 金属が溶け出すことがほぼない
  • 非常に高い強度

Demerit

  • 口を開けると目立ってしまうことがある
  • 治療費が高額になりやすい
料金 ゴールドインレー 60,500円(税込み)
ゴールドクラウン 88,000円(税込み)
治療期間 2週間
治療回数 2回

被せ物の種類

オールセラミック(e-max、築盛法)

オールセラミック(e-max、築盛法)

オールセラミックは、セラミック素材だけで作られる被せ物で、色や形の自由度が高いのが特徴です。この被せ物は、色調や質感が優れ、透明感もあり、天然歯と見分けがつかないほどの審美性を持っています。

Merit

  • 金属アレルギーを心配する必要がない
  • 審美性が非常に高い
  • 長期間変色しにくい

Demerit

  • 耐久性に限界があり、負荷のかかる箇所には不向き
  • 治療費用が高額になることが多い
  • 割れやすいので取り扱いに注意する必要がある
料金 オールセラミックス(e-max) 108,900円(税込み)
オールセラミックス(築盛法) 133,100円(税込み)
治療期間 2週間~4週間
治療回数 2回~4回

陶材焼き付け鋳造冠(メタルボンド冠)

陶材焼き付け鋳造冠(メタルボンド冠)

陶材焼き付け鋳造冠(メタルボンド冠)は、内部が金属で、外側にセラミック(陶器)を使用したクラウンです。見た目が良く、変色しない特徴があります。強度が高く、審美性と実用性を兼ね備えた治療法として人気があります。

Merit

  • 高い強度と耐久性
  • 美しい見た目

Demerit

  • 金属アレルギーのリスクがある
  • 変色の可能性がある
  • 他のセラミックに比べて審美性が劣る
料金 133,100円(税込み)
治療期間 2週間~4週間
治療回数 2回~4回

硬質レジン前装冠

硬質レジン前装冠

硬質レジン前装冠は、内側のフレームが金属(12%金銀パラジウム合金)で、外側にレジン(プラスチック)をコーティングしたクラウンです。

Merit

  • 高い強度
  • 自然の歯に近い白色

Demerit

  • 時間の経過とともに変色する
  • 金属アレルギーの可能性がある
料金 38,500円(税込み)
治療期間 2週間~4週間
治療回数 2回~4回

ファイバーコア

ファイバーコア

ファイバーコアは、グラスファイバーのピンで補強したプラスチック(レジン)の土台で、歯に似たしなやかさがあるため、根を壊しにくい特徴があります。特に、歯質の大部分を失った歯に適しています。

Merit

  • 金属アレルギーを心配する必要がない
  • 強度と耐久性がある
  • 透明感のある自然で美しい歯を再現

Demerit

  • 強い衝撃を受けると折れてしまう可能性がある
  • 適応できないケースもある
  • 治療費用が高額になることがある
料金 6,050円(税込み)
治療期間 1週間
治療回数 1回

メタルコア

メタルコア

メタルコアは、金属(銀合金)で作られたコアで、グラスファイバーとレジンで作られるファイバーコアとは異なります。メタルコアは硬く、ものを噛むときに歯根に加わる力を分散してくれる柔軟性があります。

メタルフリー治療について

できる限り金属を使わない治療を

メタルフリー治療について

日本の保険制度では、むし歯を治療する場合、金属か歯科用樹脂を使うのが一般的です。
金属は確かに丈夫ですが、審美性に欠け、微量ながら口の中で溶け、金属アレルギーや歯ぐきの変色につながる可能性が指摘されています。ひがしうら歯科では、部位による力のかかり具合や再治療の可能性などを十分に考慮に入れた上で、可能な限り歯科用樹脂を選択して治療を行っております。 メタルフリー治療

ホワイトニングについて

ホワイトニングについて

ホワイトニングは、歯の表面を傷つけずに内部の色素を分解し、歯を白くする治療法です。コーヒーや紅茶の着色汚れ、タバコのヤニ汚れ、加齢による黄ばみなど、歯磨きでは落としきれない汚れを白くすることができます。当院では、「ホームホワイトニング」、「オフィスホワイトニング」、そしてその2つを併用した「デュアルホワイトニング」の3種類のホワイトニング方法を患者様のご要望に応じて提供しています。

こんな方におすすめです

  • コーヒーやワインの着色汚れが気になる方
  • 市販の歯磨き粉では落ちない黄ばみがある方
  • 加齢による歯のくすみが気になる方
  • 白い詰め物や被せ物と天然歯の色の違いが気になる方
  • 結婚式や成人式など大切なイベントを控えている方
  • 神経を取ってしまった歯が変色してきている方

なぜ歯の色が変わるのか

なぜ歯の色が変わるのか

歯の色が変わる原因として下記のものが考えられます。

  • ワイン、コーヒー、カレー、お茶などの飲食物により着色します。
  • エナメル質の摩耗により、歯の中の象牙質が透過して変色します。
  • 日本人やアジア圏の人種は、もともと黄色味がかった歯の色をしています。(エナメル質が薄い為)
  • 幼少期に抗生剤の長期服用歴があると歯の色が変わります。

ホワイトニングの流れ

Flow01

現在の歯の色の確認・口腔内撮影

現在の歯の色の確認・口腔内撮影

現在の歯の色を確認し、口腔内を撮影します。ホワイトニング希望時のシェード付き口腔内の記録写真を撮影します。

Flow02

お口の中の状態をチェック

お口の中の状態をチェック

患者様と写真を見ながら、お口の中の、被せ物や詰め物の有無、位置などの状態を確認します。

Flow03

ご希望の白さを確認

ご希望の白さを確認

白くしたいご希望の範囲、どの明度まで求めるか確認します。※審美歯科的に見える領域は6近心までですが、薬液の漏洩により薬剤熱傷を起こすこともあるので、可能な範囲にとどめる場合があります。

Flow04

歯周病検査・歯石除去・歯面研磨

歯周病検査・歯石除去・歯面研磨

歯周検査、歯石除去・歯面研磨を行い、治療が必要な場合は、そちらを先行します。

Flow05

注意事項の説明

注意事項の説明

治療期間や、使用薬剤、注意事項の確認のうえ同意書をお渡しします。

Flow06

いよいよホワイトニングスタート

いよいよホワイトニングスタート

ホワイトニングトレーの型を取ったり、薬剤、マウスピースをお渡しします。

ホワイトニングの種類

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニング方法で、自宅で行うホームホワイトニングと比べて高濃度の薬剤を使用することができます。このため、1回の施術でも歯の白さを実感しやすいのが特徴です。施術では、歯の表面に薬剤を塗布し、特殊な光を照射して着色成分を分解します。結婚式やイベントなど、短期間で白い歯を手に入れたい方に適した方法です。施術は専門家の管理下で行われるため、安全かつ効果的に進めることができます。また、忙しい方や短期間で結果を求める方に特におすすめです。

Merit

  • 短期間で効果を実感できる
  • 患者様の手間があまりかからない
  • 均一な白さが得られる

Demerit

  • 知覚過敏を引き起こす可能性がある
  • 色戻りがホームホワイトニングより早い
料金 ホワイトニング Opalescence BOOST /1day 36,300円(税込み)
治療期間 1週間~2週間
治療回数 1回~3回

ホームホワイトニング

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、患者様が自宅で行うホワイトニング方法です。まず、歯科医院で専用のマウストレーを作製し、そのトレーにホワイトニングジェルを注入して1日2時間程度装着します。このプロセスを約2週間続けることで、歯の内部の着色成分を分解し、白さを引き出します。自宅で好きな時間に取り組めるため、時間を自由に使いたい方に適しています。ゆっくりと時間をかけて白くするため、知覚過敏のリスクが少ないのも魅力です。また、長期的に色戻りが少ないという利点もあります。

Merit

  • 自宅で好きな時間に簡単に行える
  • 長期間色戻りしにくい
  • 知覚過敏のリスクが少ない

Demerit

  • 効果が出るまでに時間がかかる
料金 上下マウスピース印象、装着+ホームジェル 2週間分 36,300円(税込み)
追加ホームジェル(Opalescence 8本) 12,100円(税込み)
治療期間 2週間~3ヵ月
治療回数 月1回の診察を1~3回

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。まず、オフィスホワイトニングで短期間に白くし、その後ホームホワイトニングでその白さを維持します。この二段構えのアプローチにより、両方の欠点を補い、確実かつ持続的に歯を白くすることができます。特に、急いで白さを実感したい方や、長期間その白さを保ちたい方に適した方法です。オフィスでの即効性とホームでの持続性を兼ね備えたこの方法は、より高い満足度を提供します。

Merit

  • 短期間で高いホワイトニング効果を実感できる
  • 効果が長持ちする
  • 施術後の色戻りが起きづらい

Demerit

  • 治療費用が高額になりやすい
  • 知覚過敏が起きる可能性が高い
料金 当院でのホワイトニング Opalescence BOOST /1day 36,300円(税込み)
上下マウスピース印象、装着+ホームジェル 2週間分 29,700円(税込み)
治療期間 2週間~3ヵ月
治療回数 3回~6回

ホワイトニングに関しての注意点

このような方はホワイトニングができません

  • 無カタラーゼ症
  • 妊娠中・授乳中
  • 18歳未満
  • 重度の歯周炎・歯肉炎
  • 過酸化物・グリコール・メタクリル樹脂・レジンに対して過敏症がある
  • 知覚過敏症
  • エチレン酢酸ビニルにアレルギーがある
  • グリセリンにアレルギーがある
  • むし歯
  • 重度のテタラサイクリン変色歯
  • くさび状の歯牙欠損
  • 大きな咬耗
  • 歯に小さなヒビがある
  • 呼吸器疾患

ホワイトニング直後の注意事項

  • ホワイトニング後は着色がしやすく、脱灰(歯が溶けやすい)しやすい為、使用後24時間は酸性のもの、着色しやすいものは控えましょう。
  • ※炭酸飲料、カレー、コーヒー、ワイン、色の濃いもの。
    ※酸性の強いものは知覚過敏が生じることがあるため。
  • セルフケアできていないと歯面が粗造になり後戻りしやすくなります。その為メンテナンスが重要になります。
  • タバコは後戻りが早く、効果が出にくい為、期間中はできるだけ控えましょう。
  • 歯肉に付着すると、薬剤熱傷で歯肉が白くなることがあります。一時的に口内炎のような症状が出ますが、数日で元に戻ります。
  • デュアルホワイトニング(オフィスとホーム)の場合、オフィスホワイトニング施術後24~48時間は時間を明けてから、ホームホワイトニングを行いましょう。

歯がしみる方へ

ホワイトニングを始めて、歯が『しみる』ようになった場合、お薬をお渡しできます。お気軽にご相談ください。

美しい歯を保つために

ホワイトニングで歯が白くなっても、その白さは永続するわけではありません。食事や生活習慣によっては、早期に歯の着色が進むことがあります。カレー、チョコレート、緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒー、ワインなど色の濃い食べ物や飲み物は着色の原因となりやすいため、特にホワイトニング直後は控えることをおすすめします。着色を防ぐためには、食後にすぐ歯を磨く、コップ一杯の水を飲んで口内を潤すなどの対策が効果的です。
白さを維持するためには、アフターケアをしっかり行い、定期的にホワイトニングを受けることが効果的です。

ホワイトニングに関するよくある質問

Qどの歯でも白くなりますか?

Aホワイトニングができるのは天然歯のみです。被せ物や詰め物の色は、ホワイトニング薬剤では変わりません。
色の差が気になる方は、ホワイトニング終了後に被せ物や詰め物の再修正をおすすめします。

Q使用する薬剤は、カラダに害はありませんか?

Aホワイトニングに使用する薬剤(過酸化尿素)に害はありません。
薬剤は唾液により人体に安全な水・尿素・酸素などに分解され、代謝経路で簡単に排出されます。

Q副作用はありますか?

A副作用の可能性はあります。主な症状は、歯がしみたり、歯茎に炎症がでることがあります。
ホームホワイトニングの場合は2~3日中断したり、装着時間を短くするなどの対応で元に戻ります。
また、歯がしみる方へはお薬の処方も可能ですので、ご相談ください。