メタルフリー治療について
メタルフリー治療とは、金属を全く使用しない歯科治療のことです。日本では金属が広く用いられており、その理由としてコストが低く、耐久性が高い点が挙げられます。しかし、健康への影響や見た目の問題も指摘されています。これに対し、海外では金属を使わない治療が一般的です。近年、日本でも健康志向の高まりと共に、メタルフリー治療を希望する方が増加しています。当院では、見た目の美しさに加え、長期的な健康を考え、メタルフリー治療を積極的に推奨しています。
お口の中の金属が及ぼす影響
01金属アレルギー
金属が唾液に溶け出し体内に取り込まれると、タンパク質と結合して異物(アレルゲン)と認識され、アレルギー反応を引き起こすことがあります。
02歯茎の色素沈着
差し歯の土台や被せ物の金属が溶け出して歯ぐきに沈着すると、歯ぐきが黒ずんだり変色(メタルタトゥー)したりすることで、審美性が損なわれます。
032次カリエス(むし歯)
2次カリエスの主な原因の一つは、銀歯の劣化です。歯と詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)の間に隙間ができると、その部分に虫歯が発生しやすくなります。
メタルフリー治療のメリット
01金属アレルギーの心配がない
金属を全く使用しないことで、将来的な金属アレルギーの発症リスクを排除することができます。金属アレルギーは、金属イオンが唾液に溶け出し体内に取り込まれることで引き起こされるため、メタルフリーの治療は非常に効果的です。このため、現在金属アレルギーに悩んでいる方はもちろんのこと、将来のアレルギー発症を予防したいと考える方にとっても大きなメリットがあります。
02歯ぐきの黒ずみ・変色がない
金属を使用した詰め物や被せ物は、時間が経つにつれて金属イオンが溶け出し、歯ぐきに黒ずみや変色(メタルタトゥー)を引き起こすことがあります。これは、審美性を損ねるだけでなく、口元の印象を悪くする原因となります。しかし、メタルフリー治療ではその心配が一切ありません。
03見た目も身体も美しく健康に
セラミックを使用したメタルフリー治療は、見た目の美しさだけでなく、体にも優しい治療法です。セラミックは、天然歯に非常に近い色調と透明感を持ち、治療後の見た目が自然で美しいのが特徴です。さらに、金属を使わないため、金属アレルギーや歯ぐきの黒ずみなどの健康面での悪影響を軽減することができます。健康的で美しい口元を保つために、セラミック治療は非常に有効です。
当院のメタルフリー素材について
審美歯科
様々な素材で対応当院のメタルフリー素材などを紹介しています。料金や素材、それぞれのメリット・デメリットを説明し、お一人おひとりに合わせた提案を心がけ、真摯な診療を行っています。 審美歯科